・保険会社からの賠償額の提示の落とし穴
交通事故に遭われた方が、加害者の保険会社と交通事故の賠償金額を自ら交渉される際、加害者の保険会社の担当者から、知識や経験のない交通事故の被害者に対して「提示した示談金額が、保険会社として支払える金額の上限で、これ以上お支払いできません」と言われることがあります。
交通事故の専門家と思われる保険会社の担当者から、「一般的な提示金額でこれ以上支払えない」と言われると、被害者の方としては、提示金額が妥当なのか不安に思いつつも、「。分はどれくらいの金額が上限の金額なのかよくわからないけど、専門家である保険会社の担当者がいうのだからこれ以上の示談金は受け取れないなのかな」として、示談に応じてしまう人がかなり多いように思います。
しかし、「ご存知ですか?3つの慰謝料基準」のページで詳しく解説しておりますとおり、保険会社の提示する金額はきわめて低い場合が多いのです。
しかし、残念ながら、一般の方のほとんどが、このことについてご存じではありません。
保険会社の提示する示談金、賠償金が被害者の方が受け取るべき適正な金額とは限りません。
保険会社の担当者の提示する「上限の金額」とは、「保険会社としては上限の金額だが、実はそれよりも高い弁護士基準で計算するとより高い上限の金額となる。」という場合があるのです。
特に、交通事故で、重大な傷害を被った方、死亡事故の被害者の方、交通事故で怪我をされた被害者の方の慰謝料は、弁護士が介入することにより、示談金、賠償金の金額が保険会社の提示する上限の金額よりも高い金額をとなる可能性がありますので、ご相談ください。
・示談する前にちょっと待ってください
しかし、保険会社の提示する金額で示談をしてしまった後に、これらのことを知っても、示談をくつがえすことはほとんどできず、結果として、適切な賠償を得られないことになってしまいます。
そこで、保険会社との示談前に、専門家である弁護士に相談することが重要となります。
加害者の保険会社から示談金、賠償金の提示があった場合には、すぐに示談をせず、一度、交通事故に多くの経験を有する当事務所にご相談ください。
保険会社から提示された示談金、賠償金が、適切なものかどうかを迅速に検討させていただきます。